2015/6/8にOpenVPN 2.3.7がリリースされました。
今回は比較的変更点が多くなっています。主な点は以下のとおりです。
- llumos/Solarisプラットフォームでデフォルトゲートウェイが設定できない問題の修正
- autotools: ./configureヘルプで表示されるデフォルト値の修正
- down-root プラグイン
- system() による呼び出しを execve() に置き換え
- エラーメッセージの調整
- コンパイラ警告の修正
- ソケット: –tcp-nodelayの制約の除去
- pkcs11: デフォルトでp11-kit-proxy.soモジュールを読み込むように調整
- TLSバージョンのネゴシエーション機能を再度有効化
- link-mtuに関連した変更に伴うpeer-id処理の調整
- irouteオプションでのget_ipv6_addr()の使用法の修正
- シグナル受信時にopenvpn_getaddrinfo()からEAI_SYSTEMを返すように変更
- openvpn_getaddrinfo()でEAI_SYSTEMの代わりにEAI_AGAINを使用するように変更
- res_init()呼び出しをopenvpn_getaddrinfo()ループ内に移動
- FreeBSDでsubnetトンネルを使用する際のifconfigを修正
- –dev tapモードでの–redirect-privateを修正
- –up-restartの環境変数にifconfig_を追加
- connection_listコンテキストでのmssfixのデフォルト値の修正
- ‘–cipher none’の修正
- cryptoapicertが使用されているときにtls-version-maxを1.1に
- フレームサイズ計算時にpeer-idを考慮
- non-CBCモードでのフレームサイズ計算の修正
- CN/ユーザー名を64文字まで可能に(Off-by-oneの修正)
- 接続時(再接続時)に必要な場合にauth-user-passファイルを読み込むように調整
- cryptoライブラリの初期化前にdaemon()を呼び出し
- その他バグフィックス
- マニュアルの改訂
すべて変更点については原文 Changelog をご参照ください。
最新版はダウンロードページからダウンロードできます。